視力の低下が原因による失明について

視力の低下が原因で失明することもある?

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視力は、突然悪くなることがあります。特に子供の場合は短い期間でみるみると落ちてしまうこともよくあるパターンです。成長しても、何らかの原因で視力が急に低下してしまう例はあります。

どんどん悪くなっていく視力を目の当たりにすると、「このままいくと何も見えなくなってしまうのでは……」という心配も出てくるでしょうが、あくまでも遠くのものを見る能力が落ちただけであって、何も見えなくなってしまうという事態にはなりません。

視力が落ちていく過程を振り返ると?


視力が悪い人は日本には多く、重度の視力低下に悩む例は子供のうちからも見られるほどです(視力が下がった子供を育てている保護者の間では、わが子の将来を懸念する声がよく上がっていますね)。

ただし、視力が低下したからといって、完全に失明してしまうことにはまなりません。視力の低下は、「近くにあるものばかりを見つめることに慣れすぎた結果」だととらえることもできます。

つまり、目の前にあるものさえも見えなくなってしまうようなことにはならないのです。視力がどんどん下がっていっても、それ以外に特に目の病気や肉体の異常が見つからないなら、失明を心配する必要はありません。

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視力の低下が病気につながる症例


あえていうならば、視力低下が進行する過程で何らかの重大な病気を発症してしまうと、さまざまな苦難に見舞われる恐れが出てきますし、場合によっては失明にいたる危険性もゼロではありません。

その典型ともいえるのは、網膜剥離でしょう。視力が低下していくと、目の中で「眼軸」が伸びていきます。それと同時に網膜は薄くなってしまいます。つまり視力が極端に下がると、網膜剥離になりやすくなる傾向があるということです。

視力低下から網膜剥離になると?


網膜剥離とは、ボクサーのような目や顔面を殴られる機会があるスポーツ選手に関連して有名になった病気ですね。しかし、目を殴られる以外にも発症するきっかけはあります。

遺伝的な理由や年齢的な理由もあるといわれていますが、視力が低下している人が比較的なりやすいともいわれてきました。

網膜に裂孔が生じて、そこから網膜がはがれていくことが網膜剥離のメカニズムですが、視力が極端に下がっている人の目の中では、眼球が引き延ばされているせいで網膜が普段から薄く、裂け目ができてしまう危険性も一般人よりも高くなるのです。

網膜剥離の症状にはさまざまなものがあります。初期症状としては「飛蚊症(小さな虫が目の前を飛んでいるように見える症状)」や、「光視症(視界の一部に閃光が走るように見える症状)」が有名です。

放置していると、見える範囲がだんだん狭くなっていく症状(視野の欠損)や視力の著しい低下が起こります。さらに悪化すると、網膜の視細胞が壊滅的なダメージを受けて、失明してしまうことになります。

網膜剥離については「強度の近視だけではなく、中度の近視の段階でも注意したほうがいい」と警報を鳴らす識者も最近は出てきています。視力が低下してきたら、どんな人でも用心するに越したことはないでしょう。

※「視力が悪くて、遠くにあるものを見えない」というだけではなく、それ以外の症状(たとえば、「小さな虫やゴミのようなものが目に映るようになった」、あるいは「光が突如として視界を駆け抜けるようになった」といった症状)が出てきたら、それは網膜剥離がはじまっている恐れがあります。大至急診察を受けたほうがよいでしょう。

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