コンタクトレンズによる眼障害について

コンタクトレンズ利用者の10人に1人は眼障害を引き起こしている

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日本コンタクトレンズ協会の調査によると、近年、国民の10人に1人がコンタクトレンズ使用者だということはご存じでしょうか?コンタクトレンズの利用者は1500万〜1800万にという大変高い数値です。

これは1991年に使い捨てコンタクトレンズが発売されたことが背景にあります。しかし、この増加に伴いコンタクトレンズを利用している人の10人に1人がなんらかの眼障害が生じていると推定されており、この数値を安易に考えることは出来ません。そこで、コンタクトレンズの眼障害が起きている背景と代表的な眼障害について触れていきます。

眼障害が増えた背景


眼障害が増えた原因は、使い捨てコンタクトレンズの普及によるケア方法の簡便化、量販店のインターネットにおける安売り販売です。それを知るために価格をインターネットで調べてみました。

使い捨てコンタクトレンズの価格を調べると、1日の使い捨て用が30枚入りで1.837円。1週間用は6枚入りで2,628円、2週間用は6枚で2,297円、1ヶ月用なら3枚で2,033円といった感じで非常に安いです。

しかし、レンズというものは傷が付きやすいものですから、日々のケアが重要になります。1日や1週間用ならケアは必要ありませんが、それ以上になるとケアが必要になります。

ところが利用者が増えれば増えるほど使用期限を守らない、外したレンズを再使用する、ケアを怠ることなどが多くなりますし、レンズの取り扱いについての正しい知識も使用者側、販売者側にも不足しがちです。

他にも原因として上げられるのは処方する医師そのものが正しい方法を、販売者側、使用者側に掲示してないこともあります。さらに悪質なところでは、インターネットで販売する業者が医師の処方なしで販売しているところも多く、このように複合的な理由で眼障害は増加しております。

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代表的な眼障害


コンタクトレンズの代表的な眼障害は、巨大乳頭結膜炎、角膜浸潤、角膜血管新生、細菌性角膜潰瘍の4つです。では順に見ていきます。

巨大乳頭結膜炎

巨大乳頭結膜炎(きょだいにゅうとうけつまくえん)とは、レンズについたタンパク質などの汚れで引き起こされるアレルギー反応です。特にアレルギー体質の方は注意してください。症状は眼のかゆみや、目やにの増加です。

角膜浸潤

角膜浸潤(かくまくしんじゅん)とは、1週間用のコンタクトレンズを2週間使う、コンタクトレンズをはめたまま寝てしまうといった、レンズで決められた正しい用法を守らない場合に起こる眼障害です。目の充血、痛みといった症状が出てきます。

角膜血管新生

角膜血管新生(かくまくけっかんしんせい)はソフトコンタクトレンズで起きやすい眼障害です。寝るときにコンタクトレンズをつけたまま寝てしまい、外す暇もなくずっとつけてしまっていたことが原因で起こります。自覚症状はありませんが、角膜の酸素不足を補うことで角膜に血管が生じてしまいます。

細菌性角膜潰瘍

細菌性角膜潰瘍(さいきんせいかくまくかいよう)は最も注意して欲しい眼障害です。これは角膜に傷が付き、身体の抵抗力が低下したときに、病原性の微生物に感染して起こります。

角膜の表面が健康であれば感染はしないのですが、コンタクトレンズの誤用で角膜の抵抗力が弱まっている場合は感染する危険があります。

これはブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、緑膿菌といった細菌によって引き起こされるのですが、緑膿菌感染の場合は最悪失明してしまう可能性がありますので注意してください。

症状としては、角膜に潰瘍が生じ、視力低下、充血、痛み、まぶたが腫れるなどといったことがあり、放置しておくと大変危険ですのですぐさま近くの眼科を受診してください。

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