頭蓋骨のゆがみと視力低下の関係について

頭蓋骨のゆがみが視力低下を招く?

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「頭蓋骨がゆがんでいると、視力が低下する」という噂が巷で流れているようです。頭蓋骨のゆがみは、さまざまな不具合をもたらす可能性があることは事実ですし、視力の低下につながる可能性も医学的に発表されていますが、そのメカニズムについてはまだ研究が続いている段階です。

実際に視力低下が起こったときは、専門医によく調べてもらう必要があります。この場では、有力視されている考え方ふたつ(「蝶形骨」という骨に原因があるケースと頭蓋骨周囲の筋肉が直接の原因になっているケース)を説明しましょう。

「蝶形骨」という骨に原因がある場合


頭蓋骨は、15種類の骨で構成されています(骨の数だけでカウントすると、23もあります)。頭蓋骨の中には脳のような重要な組織がいくつも入っていますが、目が入っているのは「眼窩」と呼ばれる部分です。

そして、眼窩の中でも特に目の働きとかかわりが深い骨が「蝶形骨」です。蝶形骨は、頭の中央にある骨ですが、眼窩の後部にも位置しています。眼球の後ろ側と接する位置にあるため、この蝶形骨の位置がずれてしまうと、眼球を圧迫することになります。

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※また、この蝶形骨の中をたくさんの神経が通っています。たとえば「視神経管」という、目の機能をつかさどる神経がこの骨を通って脳につながっています。このほかにも目の機能に関する神経や血管が何種類も、この蝶形骨の中を通っています。

頭蓋骨がゆがむと、蝶形骨の位置もずれてしまいますが、それによって眼球や視神経が圧迫されることになり、ものを見る機能全体が阻害され、視力の低下やさまざまな不利益がもたらされるものと考えられているのです。

頭蓋骨周囲の筋肉が直接の原因になっている場合


ものを見るとき、目は対象物の距離に合わせてピントを合わせようとします。目に入ってきた光は、「水晶体」という組織を通りますが、この水晶体が対象物からの距離に応じて厚さを変えることで、うまくピントを合わせることができます(水晶体の厚さを変えるのは、「毛様体」という筋肉の役目です)。

このメカニズムがうまく機能しないと、脳に正しく情報を送ることができません。何らかの理由で、目やあごをはじめとした頭蓋骨周囲の筋肉が絶えず緊張した状態になると、筋肉の機能に支障が出ます。

目の周囲の筋肉が十分に動かない状態になると、毛様体も目の筋肉の一部ですから、ものを見るときにうまくピントを合わせることが難しくなると考えられています。

※頭蓋骨を取り囲む筋肉は、さまざまな理由でバランスが乱れる可能性があります。たとえば、仕事等で長時間同じ姿勢を取り続けていると、頭蓋骨周辺の筋肉が緊張しすぎてしまうことがあります(筋肉が十分に働かなくなると、それによって支えられている頭蓋骨も歪んでしまう可能性があります)。

頭蓋骨のゆがみが生じている人たちは多い


現在は、生活習慣等が原因で頭蓋骨がゆがんでしまう人が多い時代だといわれています。頭蓋骨のゆがみは視力の低下のほかさまざまな不具合をもたらしますから、改善するに越したことはありません。ただし、原因や望ましい矯正方法については、人によって異なりますから、専門医によく調べてもらうことが大切です。

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